注文住宅の新築にあたって、子育てしやすい街をお探しではありませんか?
佐世保市は、長崎県の中でも子育て世帯へのサポートが充実した魅力的な街の一つです。
この記事では、家族が安心して暮らせる街・佐世保市の特徴や、子育て支援制度の概要について紹介します。
目次
佐世保市が子育てに適しているポイント

佐世保市は、以下の2点から子育てしやすい街と言えます。
- 自然と都市機能が融合
- 温暖で過ごしやすい気候
それぞれ見ていきましょう。
自然と都市機能が融合
長崎県の北部に位置する佐世保市は、長崎市に次いで県内2番目の人口を抱える「中核都市」です。
米海軍基地や、佐世保港が設置されていることから、海路を通じた文化交流の拠点として栄え、県内外への交通利便性にも優れています。
一方、山々に囲まれた内陸部では、世知原・柚木エリアを中心に棚田米やイチゴをはじめとする農作物に恵まれ、沿岸部とは趣の異なる、のどかな自然を擁している点が特徴です。
このように、佐世保市は豊かな自然と都市機能がバランスよく融合し、さまざまな暮らしのニーズに応えられる街と言えます。
温暖で過ごしやすい気候
佐世保市は九州の北西端に位置し、年間を通じて温暖な気候が特徴です。
海沿いにあるため、特に梅雨時期の温度・湿度ともに高くなりやすいものの、寒暖差も比較的小さく留まっています。
気象庁が発表した2024年度の統計では、7〜9月にかけての平均気温は33.1度、1〜2月および12月の冬季では5.8度を記録しており、猛暑日・真冬日ともに少ない傾向にあると言えるでしょう。
積雪もほとんどないため、降雪地帯のように路面凍結や転倒などの事故に遭うリスクも少なく、安全に過ごしやすい環境が魅力です。
佐世保市の子育て支援制度

佐世保市が実施している主な子育て支援制度として、以下の3つが挙げられます。
- 医療費助成制度
- 出産・子育て応援給付金
- 一時預かり・病児保育
子育てに関する幅広いステージに対応しているため、ぜひ活用したい制度です。
医療費助成制度
項目 | 対象児童 | 助成対象 |
---|---|---|
乳幼児福祉医療制度 | 0歳から小学校入学前の乳幼児 | 病院や薬局に支払った合計金額のうち、健康保険の適用となる医療費 |
小中学生福祉医療制度 | 小学生から中学生 | |
高校生等福祉医療費制度 | 16歳になる年度の4月1日から 18歳になる年度の3月31日までの間にある方 |
佐世保市では、乳幼児から高校生等までを対象に、医療費助成制度を実施しています。
これらの制度では、健康保険適用の医療費に対し、自己負担額(1日上限800円、月額上限1,600円)を除いた金額が助成される点が特徴です。
そのため、1ヶ月に複数回医療機関を受診しても、自己負担は最大1,600円に抑えられます(※保険適用分のみ)。
風邪や感染症などの罹患リスクが高く、受診頻度が増えがちな乳幼児期でも、これらの制度を活用すれば、安心して子どもの健康を守ることができると言えるでしょう。
出産・子育て応援給付金
給付タイミング | 給付額 |
---|---|
妊娠時 | 妊婦1人につき5万円 |
出産後 | 妊娠していた子どもの人数×5万円 |
佐世保市では、令和7年から「妊婦のための支援給付・妊婦等包括相談支援事業」を実施しており、その一環として「出産・子育て応援給付金」の給付を行っています。
この制度では、妊娠時と出産後にそれぞれ5万円(出産後は妊娠していた子どもの人数×5万円)が給付され、出産後の給付金については流産・死産となった場合や人工中絶を行った場合も対象となる点が特徴です。
また、各給付金申請に際してはステージに応じた相談支援が付随します。
妊娠期から出産まで、金銭的援助に留まらない一貫したサポートを受けられる点で、非常に心強い制度であると言えるでしょう。
一時預かり・病児保育
項目 | 概要 |
---|---|
一時預かり | 保護者のパートタイム就労や、出産・冠婚葬祭等により一時的に家庭における保育が困難となる場合や、保護者の育児に伴う心理的、肉体的負担を解消するために一時的に小学校入学前までの児童をひと月14日以内を限度として預かるもの。 |
病児保育室 | 小学6年生までの児童が病気中または病気の回復期に、集団生活が難しく、自宅での休養が望ましいと診断を受けたとき、保護者が就労等により自宅で保育をすることが困難な場合に「病児保育室」で一時的に預かるもの。 |
全国的に共働き世帯が増加しつつある昨今では、「急な仕事が入り子どもを置いて出なくてはならなくなった」または「仕事を休めないタイミングで子どもが熱を出してしまった」などのトラブルも少なくありません。
そのような時に利用できるのが「一時預かり」および「病児保育」の制度です。
それぞれ1日あたり2,000円程度から利用できるため、親戚や学童クラブなどに頼るのが難しい場合に活用できます。
なお、利用時は事前登録が必要なため、あらかじめ近くの対応施設に受け入れ状況を確認しておくことをおすすめします。
佐世保市の子育て支援施設・サービス

佐世保市の主な子育て支援施設とサービスは以下の3つです。
- 子育て支援センター
- ままんち させぼ
- すくすくSASEBO
子育てで困ったときは最寄りの支援施設を頼るようにしましょう。
子育て支援センター
佐世保市内には、南部・中部・北部の各エリアに合計10ヶ所の「子育て支援センター」が設置されています。
子育て支援センターとは、在宅で子育てをしている世帯を対象とした支援施設で、子育てに関するさまざまな不安や悩みを保育士に相談できる場所です。
「プレパパママ教室」をはじめとする保護者向け講座のほか、ベビーマッサージや絵本の読み聞かせなど、親子で楽しめるイベントも開催され、子育て世帯同士のつながりを生む場としても活用されています。
なお、エリアによって利用時間やイベント内容などが異なるため、利用前にお近くの子育て支援センターの情報をチェックしておくとよいでしょう。
ままんち させぼ
「ままんち させぼ」は、不安や悩みを特に抱えやすい妊娠・産前産後・乳幼児の子育て期にあたる家族を対象とした相談窓口です。
主な支援内容として、電話相談・家庭訪問・子育て支援センターの巡回相談・産後ケア事業の紹介などが挙げられ、専門スタッフが一人ひとりの悩みに寄り添ったサポートを提供します。
妊娠・出産を控えた女性の中には、佐世保市内に暮らしてまだ日が浅く、心細さを感じている方も少なくありません。
「ままんち させぼ」は、このような不安を取り除き、すべての人が安心して子育てできる環境と、女性が一人で抱え込まない仕組みづくりに取り組んでいるのです。
すくすくSASEBO
佐世保市が運営する子育て応援ポータルサイト「すくすくSASEBO」では、身近な子育てに関する情報を幅広く収集できます。
支援事業や相談窓口などの行政情報から、おすすめのレジャースポット、イベント情報まで網羅し、不妊治療の支援制度についても最新情報を掲載しています。
そのため、現役の子育て世帯だけでなく、これから子育てを控えている世帯にとっても有益な情報源となるでしょう。
子育て支援の玄関口として、ぜひ活用したいWebサイトであると言えます。
子育てに適したエリアの特徴とは?

子育てに適したエリアには、主に以下の2つの特徴があります。
- 公共施設と商業施設が充実している
- 教育機関が整備されている
家族が安心して暮らせる土地探しのポイントとして押さえておきましょう。
公共施設と商業施設が充実している
公園や図書館などの公共施設、ショッピングモールやスーパーなどの商業施設の充実度は、子育て環境の満足度に直結します。
たとえば、自然の中で情緒を育みたいと考えても、買い物できる場や文化に触れられる場が極端に少ないと、必要な物が手に入らなかったり、子どもの興味の幅が狭まったりする恐れがあります。
市街地である必要はありませんが、生活に必要な機能がバランスよく揃った地域を選ぶことが大切です。
教育機関が整備されている
保育園や幼稚園、小・中学校といった教育機関が整っている地域も、子育てに適していると言えるでしょう。
家から各種教育機関までの距離が遠いエリアでは、通学時間が長くなり、送迎の負担や事故などのリスクが生じることもあります。
安全面に加え、子どもの進路選択の幅を広げる意味でも、教育環境の整った地域は子育て世帯におすすめです。
佐世保市の土地探しについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
>>「佐世保市の土地探し|土地価格推移やおすすめエリアの売買事例を解説」
佐世保市でお子様と暮らせる注文住宅なら永代ハウスへご相談を
佐世保市は、豊かな自然と都市機能が調和し、自治体による多様な支援制度も整っていることから、子育てに適した街と言えるでしょう。
特に、出産を控えた妊婦への支援が手厚く、精神面・経済面の不安を和らげる仕組みが整っています。
そんな佐世保市で新たな住まいをお考えの際は、ぜひ永代ハウスへご相談ください。
「永く住み継ぐ家づくり」をモットーに、ご家族が安心・安全に暮らせる住まいづくりをご提案いたします。