長崎県で暮らすにあたり、子育てしやすい地域をお探しではありませんか?
佐世保市は、子育て世帯からの人気が高い街の一つです。
この記事では、佐世保市が子育て世帯に支持される理由から、市が実施している子育て支援の内容まで詳しく解説します。
目次
佐世保市が子育て世帯に人気な理由

佐世保市が子育て世帯に人気な理由として、主に以下の2つが挙げられます。
- 医療体制が整っている
- 多彩なレジャー施設がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
医療体制が整っている
長崎県第2の都市である佐世保市は、充実した医療体制が魅力の一つです。
厚生労働省が発表した「医療施設調査」によれば、2023年時点における佐世保市内の一般病院数は18ヶ所、全国815市区で比べた場合は第73位と、全国的に見ても医療機関の数が多い地域です。
また、医療費の助成制度(福祉医療制度)に関しては0歳から18歳までを助成対象とし、出生時から高校卒業に至るまで、自己負担額最大1,600円で保険適用医療を受けられます。
さらに、佐世保市は24時間受付の「長崎県子ども医療電話相談センター」にも対応しているため、子どもの急な病気やケガなどで困った際はいつでも頼ることが可能です。
このように、佐世保市は医療機関の数だけでなく、子育て世帯を支える制度やサポートが整っており、安心して暮らせる環境であると言えるでしょう。
多彩なレジャー施設がある
佐世保市が人気を集める理由のひとつに、多彩なレジャー施設の存在が挙げられます。
その中でも代表的な存在が、オランダの街並みを本格的に再現したテーマパーク「ハウステンボス」です。
2025年6月には人気キャラクター・ミッフィーをフィーチャーした新エリアもオープンし、小さな子ども連れの家族でも楽しめるでしょう。
また、天候に左右されずに遊べる大型屋内遊戯施設「メリッタKid’s SASEBO」なら、雨の日のおでかけにも困りません。
さらに、島の豊かな自然を満喫できる「九十九島パールシーリゾート」も人気スポットの一つです。
敷地内には九十九島水族館「海きらら」や、動植物とふれあえる体験型施設があり、海や島の生態系を身近に学べます。
このように、子育て世帯のさまざまなニーズに応えるレジャー施設が充実している点も、佐世保市ならではの魅力です。
子育て世帯を支える佐世保市の取り組み

子育て世帯をサポートする佐世保市の取り組みとして、主に以下の2点があります。
- 「イクボス宣言」が醸成する働きやすい環境づくり
- 子育て支援センターで親子の交流を促進
順番に解説します。
「イクボス宣言」が醸成する働きやすい環境づくり
佐世保市では、2018年に当時の市長が「イクボス宣言」を行い、ワークライフバランス推進への取り組みを開始しました。
2023年8月には現市長が改めて「イクボス宣言」を行い、子育て世帯がより働きやすい環境の推進を表明しています。
「イクボス」とは、部下や同僚の育児・介護、ワークライフバランスに配慮・理解のある上司を指し、国が推進する「働き方改革」の流れを汲む概念です。
この宣言で、佐世保市は「働きやすい佐世保市」の実現と、「誰もがいきいきと働き、力を発揮できる職場づくり」を目指すことを明言しており、市内各企業での子育て世帯のワークライフバランス推進が継続的に図られることが期待されます。
子育て支援センターで親子の交流を促進
佐世保市には、現在10ヶ所の子育て支援センターがあり、主に在宅で子育てをする家庭をサポートしています。
これらのセンターは無料で利用可能で、親子で楽しめるイベントや育児相談会を定期的に開催しているのが特徴です。
特に乳幼児がいる家庭では、外出機会が限られ、育児の悩みを相談できずに孤立してしまう保護者も少なくありません。
子育て支援センターは、地域全体で子育てを支える場として、親子の居場所を提供し、子育て世帯同士のネットワークづくりにも貢献しています。
豊かな心と国際性を育む教育環境

佐世保市は、以下の2つの点からも子育て世帯の支持を獲得しています。
- 自然と触れ合える施設が充実している
- 英語教育に力を入れている
「ローカル」と「グローバル」どちらの強みも得られやすいのが特徴です。
自然と触れ合える施設が充実している
海と山に囲まれた佐世保市は、豊かな自然を満喫できる施設が充実しています。
たとえば、マリンレジャーで知られる「九十九島パールシーリゾート」の近くには、水族館「海きらら」と動植物園「森きらら」があり、九十九島の生態系を楽しく学べます。
また、「佐世保中央公園」や「白岳自然公園」など、アスレチックやキャンプを楽しめるアウトドアスポットも豊富です。
さらに、西海国立公園内には、初心者でも手ぶらで釣りが楽しめる「ジャンボフィッシング村」もあります。
このように、佐世保市では幅広い自然体験を堪能することができるのです。
英語教育に力を入れている
米海軍基地を擁する佐世保市は、多くの外国人が暮らす国際色豊かな街です。
このような背景から、佐世保市は2017年に「英語が話せるまちSASEBOプロジェクト」を立ち上げ、市を挙げた英語教育を推進しています。
市内の小中学校や公民館などではネイティブスピーカーを招き、英語を使った体験活動や文化交流を通して英語力の向上を図っています。
佐世保市は、早期からの英語教育によって「佐世保に住めば英語が身につく」という、新たな街の魅力の実現を目指しているのです。
佐世保市が子育て世帯におすすめな理由については以下の記事も併せてご覧ください。
>>「佐世保市は子育てしやすい街!エリアの特徴や支援制度サポートをご紹介」
子育て世帯で活用したい佐世保市の助成金・補助金

佐世保市には、子育て世帯で活用できる助成金・補助金制度として以下の3つがあります。
- 佐世保市移住助成金
- 子育て応援住宅支援事業
- 小・中学校遠距離通学費補助金制度
それぞれ要件が定められているため、利用を検討の際は最新情報を確認するようにしましょう。
佐世保市移住助成金
「佐世保市移住助成金」は、東京圏から佐世保市内に移住し、創業・就業する方を対象とした助成金です。
2人以上の世帯で100万円が交付され、18歳未満の子どもがいる場合は、さらに子ども1人につき100万円が加算されます。
なお、交付にあたっては独自の要件があり、「西九州させぼ広域都市圏サポーター」への事前登録や、移住後の町内会への加入、地域コミュニティへの参画などが必須です。
佐世保市に根を下ろし、地域活動にも貢献したいという方におすすめの制度と言えるでしょう。
子育て応援住宅支援事業
佐世保市が行う子育て応援住宅支援事業は、別名「子育て世帯の中古住宅購入費への補助事業」とも呼ばれ、中古住宅の流通促進や持続可能な市民生活の確保、そして子育て世帯の住環境向上を目的とした補助金です。
18歳までの子どもを持つ世帯が指定の区域内で中古住宅を取得する時、中古住宅の取得費用(税抜)の5分の1(最大40万円)が補助されます。
補助対象は中古住宅に限られるものの、できる限りコストを抑えてマイホームを手に入れたい子育て世帯にはおすすめの制度です。
小・中学校遠距離通学費補助金制度
佐世保市では、市立小・中学校へ通学する子どもの保護者、または夜間学級に通う生徒本人の負担を軽減するため、「小・中学校遠距離通学費補助金制度」を設けています。
この制度は、自宅から学校までの距離が小学校で片道4km以上、中学校で片道6km以上(船舶利用の場合は距離不問)の場合に適用され、補助金額は以下の通りです。
- 徒歩通学: 年額6,000円
- 公共交通機関(バス、MRなど)利用通学: 交通費の4分の3(100円未満切り捨て)
- 船舶利用: 全額
これにより、学校から離れた場所に居住していても、通学費用を気にすることなく学校に通うことができます。
佐世保市で交付される補助金について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
>>「佐世保市で受けられる補助金は?住宅関連から子育て世代に嬉しい助成まで」
佐世保市で安心して子育てできる注文住宅を建てるなら永代ハウスにご相談を
佐世保市は、海と山が育む豊かな自然に恵まれ、親子で楽しめるレジャースポットが充実しています。
また、歴史的・文化的背景を活かした英語教育や医療体制の整備、そして市を挙げた育児支援の推進により、子育て世帯にとって非常に魅力的な街といえるでしょう。
永代ハウスは、佐世保市を中心に「永く住み継ぐ家づくり」に取り組んでいます。
佐世保市で子育てしやすいエリア探しや、ご家族で快適に暮らせる注文住宅の建築をお考えの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。