家は人生の中でもっとも高額な買い物といわれるように、数千万円ものお金が動くので資金計画が欠かせません。
無理のない資金計画を立てておくことで、生活の負担を抑えつつ満足いく家づくりが可能になります。
とはいえ、はじめて注文住宅を建てるとなると、その資金をどう考えればいいか不安に思う方もいるでしょう。
そこで、今回は無理のない資金計画の立て方や失敗しないポイントについて分かりやすく解説します。
注文住宅の資金計画とは?失敗するとどうなる?
資金計画とは注文住宅にかかる予算を考えるだけでなく、資金をどこから調達し・どのように返済するかまで計画を立てることです。
家づくりには建築費以外にもさまざまなお金がかかります。
注文住宅は自分の希望通りに家を建てられる反面、こだわればこだわるほどお金がかかるものです。
資金計画なしで家づくりを進めてしまうと、思わぬところで費用がかかって予算オーバーになりかねません。
また、無理な予算のまま住宅ローンを組んでしまうと、返済が厳しくなり生活を圧迫するだけでなく、最悪家を手放す恐れもあります。
そのような事態を防ぐためにも、資金計画が重要です。
家づくりを検討しだしたら、まずは無理のない資金計画を立てることから始めましょう。
注文住宅の資金計画の立て方
資金計画は大まかに以下の4ステップで立てていきます。
- 注文住宅の相場を把握する
- 注文住宅にかかるお金を理解する
- 頭金に充てる額を決める
- 住宅ローンの返済計画を立てる
注文住宅の相場を把握する
予算の目安として、注文住宅にどれくらいお金がかかるのか相場を押さえておきましょう。
住宅金融支援機構「2023年度フラット35利用者調査」によると、注文住宅購入時の所要資金は以下のとおりです。
物件種類 | 所要資金 |
---|---|
土地付き注文住宅 | 4,171万円 |
注文住宅 | 3,040万円 |
ただし、注文住宅は定価がなく条件次第で金額は大きく変動します。
地域や土地の有無・解体工事の必要性などさまざまな要素も加わるので、あくまで目安と考えるようにしましょう。
希望するエリアの相場については、住宅会社に聞いてみる・売り出されている物件情報などを参考にするのもおすすめです。
<長崎県の注文住宅相場> 同調査での長崎県の所要資金平均は注文住宅で3,717.8万円、土地付き注文住宅で3,960.3万円(建築費3083.0万円+土地取得877.3万円)です。注文住宅では住宅面積平均が121.5㎡(約36坪)なので、1坪当たり約103万円となります。 |
注文住宅にかかるお金を理解する
注文住宅を建てる際に必要なお金は建築費用だけではないため、どのような費用がかかるか押さえておきましょう。
注文住宅を取得するまでに必要な費用は、主に以下の3つです。
費用 | 詳細 |
---|---|
土地購入にかかる費用 | ・土地代 ・地盤改良費などの関連費用 ・土地購入時の仲介手数料など諸費用 |
注文住宅にかかる費用 | ・建築費 ・付帯工事費用 ・諸費用 |
その他費用 | ・住宅ローン契約時にかかる費用 ・不動産取得時にかかる税金 ・引っ越し費用や家財購入費用など |
たとえば、注文住宅にかかる費用としては、建物を建てる費用である建築費以外にも外構工事やライフラインの引き込みなどの付帯工事費、建築確認申請費といった諸費用が必要です。
土地の購入からスタートするなら、土地代や購入時の手数料などもかかってくるでしょう。
また、注文住宅購入時には各種税金や手数料・住むための費用なども発生します。
注文住宅購入時にかかる費用は状況によっても変わってくるので、自分のケースでどのような項目の費用がいくら必要かをシミュレーションしておきましょう。
頭金に充てる額を決める
頭金とは、注文住宅購入時に自己資金で用意するお金です。
住宅ローンを利用する場合、注文住宅購入費は頭金+住宅ローンで賄うことになります。
注文住宅購入費(土地・建物・諸費用を含めたトータル) = 頭金 + 住宅ローン |
頭金の額によって住宅ローン借入額も変わってきます。
頭金を多くすれば住宅ローン借入額を抑えられるので、トータルの返済額や毎月の返済負担の軽減が可能です。
しかし、頭金が多くすればその分貯蓄が大きく減少し、万が一の支出に対応できないリスクが高くなります。
一般的に頭金は全体費用の2~3割ほどといわれていますが、適切な額は個々の状況によって異なるのものです。
長期的なライフプランをもとに頭金にいくら充てるかは慎重に検討しましょう。
住宅ローンの返済計画を立てる
自己資金が決まったら住宅ローンの借入額・返済計画を具体的にしていきます。
この際、借りられる額ではなく返済できる額から借入額を決めることが重要です。
まずは、今の支出状況や将来のライフイベントも踏まえ1ヵ月どれくらいなら無理のない返済ができるかを明確にしましょう。
毎月の返済額が決まれば、おおよその借入額も決まってきます。
同時に、いくらまで住宅ローンが組めるか意識しておくことも重要です。
一般的に金融機関の審査では、返済比率30~35%以下をひとつの基準として借入上限額が決まってきます。
返済比率とは年収に占める年間返済額の割合であり、たとえば年収600万円で年間返済額が150万円なら25%です。
ただ、30~35%はあくまで上限であり無理のない返済比率は20~25%ともいわれています。
無理のない返済できる額・借入できる額を目安に、長期的な返済計画をシミュレーションし借入額を検討するようにしましょう。
資金計画で失敗しないポイント
資金計画で失敗しないポイントとしては、以下の3つが挙げられます。
- 貯金を全額頭金に使わない
- 支払いタイミングを理解しておく
- 予算内に収まる家づくりプランを作成する
貯金を全額頭金に使わない
貯金を全額頭金に使ってしまうと、万が一の事態に備えられなくなります。
病気やケガで収入が減少する、子どもの誕生・進学で支出が増えることは珍しくありません。
また、家自体にも購入後に固定資産税や修繕費などお金はかかります。
長期的な視点で頭金にいくらまで充てられるかは慎重に検討することが大切です。
一般的に、生活防衛費として毎月の支出額×半年分の貯蓄があれば安心といわれているので参考にしてください。
ただし、頭金の額が少なく住宅ローンの借入が増えると、総返済額や毎月の返済の負担は増えます。
返済額と手元資金のバランスを考慮する必要があるので、住宅会社やFPなどのプロに相談とよいでしょう。
支払いタイミングを理解しておく
注文住宅のお金は家が完成してから全額支払うのではなく、支払いタイミングはいくつかに分かれます。
大まかな支払いタイミングは以下のとおりです。
タイミング | 支払うお金 |
土地の売買契約・決済 | 土地購入のためのお金 |
注文住宅契約時 | 手付金(注文住宅建築代金の10%ほど) |
着工時 | 着手金(注文住宅建築代金の30%ほど) |
上棟時 | 中間金(注文住宅建築代金の30%ほど) |
引き渡し時 | 残代金 |
引き渡し後 | 不動産取得税・引っ越し費用・家具購入費など |
このうち住宅ローン融資が実行されるのは引き渡し時となるので、融資前の支出については自己資金で賄う必要があります。
住宅ローンで全額支払うから自己資金はいらないとなると、支出に対応できなくなるので注意が必要です。
自己資金が足りない場合はつなぎ融資や分割融資などを検討する必要があるので、どのタイミングでいくら必要かを押さえておきましょう。
予算内に収まる家づくりプランを作成する
資金計画で家づくりに充てられる予算が決まったら、予算内に収まるプランにすることが重要です。
間取りや内外装を決めていると気分が高まってあれもこれもとなり、予算オーバーになるケースは珍しくありません。
あらかじめ予算を担当者に伝えておくと、予算内に収まるプランを提案してくれます。
佐世保市で注文住宅を建てるなら資金計画から永代ハウスへご相談を
注文住宅づくりの第一歩は資金計画を立てることから始まります。
資金計画が曖昧なまま家づくりを進めてしまうと、予算オーバーで家が建てられない・住宅ローンの返済が厳しいとなりかねません。
自己資金の状況や借入できる額・ライフプランなどを踏まえて、無理のない資金計画を立てることで満足いく家づくりできるでしょう。
資金計画はさまざまな要素を考慮する必要があるため不安な方はプロへの相談をおすすめします。
佐世保市で注文住宅を検討している・資金計画に不安があるという方は、お気軽に永代ハウスにご相談ください。
予算のご提案からプランのなど満足いく家づくりをサポートします。