佐世保市で家を建てるにあたって、まちの治安が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、佐世保市の治安情報から、家づくりに取り入れたい防犯対策、治安の良いエリア探しのポイントまで詳しく解説します。
佐世保市で安心して暮らせる住まいづくりを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
佐世保市の治安情報

罪種 | 認知数 | 検挙数 |
---|---|---|
窃盗 | 509件 | 309件 |
暴行 | 55件 | 56件 |
その他刑法犯 | 141件 | 56件 |
佐世保市の治安状況を見ると、令和6年の統計では窃盗が最も多く、509件の認知に対し309件が検挙されています。
暴行や、器物損壊・住居侵入などの「その他刑法犯」も一定数あり、注意が必要です。
一方で、ALSOKの「長崎県治安ランキング2023」によれば、長崎県は全国的に見て犯罪遭遇率が低く、治安の良い地域とされています。
ただし、県内で比較すると佐世保市はワースト2位に位置づけられ、人口規模に比例して犯罪件数が多い傾向があります。
住まい選びの際は、防犯意識を高めた住宅設計や地域の見守り体制にも注目すると安心です。
犯罪被害に遭いやすい一戸建ての特徴

ここでは、犯罪被害に遭いやすい家の特徴4点を紹介します。
- ドアや窓を開けっ放しにしている
- 留守がわかりやすい
- 人目につきにくい立地
- セキュリティ対策が手薄に見える
順番に見ていきましょう。
ドアや窓を開けっ放しにしている
一戸建てで注意したいのが、ドアや窓を開けたままにする習慣です。
特に春や秋など、気温が穏やかな季節には、換気のために開放したままにしている家も多く見られます。
また、子どもの出入りが多い時間帯に玄関の鍵をかけずにいるケースもあるでしょう。
しかし、空き巣などの侵入犯は、ガラスを割ったり鍵を壊したりする手間を避けるため、無施錠の家を狙う傾向があります。
在宅中でも油断せず、出入口や窓はこまめに施錠し、侵入される隙を与えないことが大切です。
留守がわかりやすい
家が留守であることが外から見てわかりやすいと、侵入犯に狙われるリスクが高まります。
例えば、昼間にカーテンを閉めたままにしていたり、夜間にもかかわらずカーテンが開けっぱなしになっていたりすると、不在が外部に伝わりやすくなります。
また、郵便物のたまったポストも、長期間不在であることを示してしまうため、注意が必要です。
決まった時間にカーテンを自動で開閉できる「スマートカーテン」や、外から郵便物のたまり具合が見えにくい「埋め込み型ポスト」などを活用すると、在宅・不在が分かりにくくなり、犯罪被害の防止につながります。
人目につきにくい立地
周囲に家が少なく、外からの視線が届きにくい場所に建つ住宅は、空き巣などの侵入犯に狙われやすくなります。
また、プライバシーを守る目的で設置される高い塀や生い茂った庭木も、侵入者の足場となったり、侵入後に身を隠す場所として利用されたりするリスクがある点に注意が必要です。
家を建てる際は、近隣住宅や道路から適度に人目が届く立地を選ぶようにしましょう。
塀や植栽を取り入れる際も、防犯性を考慮しつつ、視界を遮りすぎない工夫をすると安心につながります。
セキュリティ対策が手薄に見える
空き巣などの侵入犯は、「入りやすそうな家」を狙う傾向があります。
具体的には、古い鍵や壊れやすいドアを使っている家、道路から見える位置に洗濯物を干したままにしている家、窓が開けっぱなしの家などは、セキュリティ対策が甘いと見なされ、ターゲットにされやすくなります。
そのため、防犯意識の高さを外から見せることも重要です。
例えば、防犯カメラを目立つ場所に設置したり、人の動きを感知して点灯するセンサーライトを取り付けたりするだけでも、犯罪の抑止力となります。
家づくりで意識したい防犯対策

家づくりにおいては、以下の4点から防犯対策を講じるのがおすすめです。
- CP建物部品を取り入れる
- 玄関の鍵はディンプルキーやスマートキーを使用する
- 防犯カメラを設置する
- 足場になるバルコニーやベランダを設置しない
それぞれ見ていきましょう。
CP建物部品を取り入れる
防犯性の高い住まいをつくるためには、「CP建物部品」を活用するのがおすすめです。
CP建物部品とは、警察庁などが認定する、防犯性能に優れた窓やドア、サッシなどのことです。
侵入に5分以上かかるよう設計されている点が特徴で、防犯ガラスや二重ロックなどが採用されています。
侵入犯のおよそ7割が侵入に5分かかると犯行を諦めるという結果(※)も出ていることから、こうした部品を取り入れることで、物理的に侵入しにくい環境がつくられ、防犯性の向上が期待できるでしょう。
※出典:警察庁「住まいる防犯110番」
玄関の鍵はディンプルキーやスマートキーを使用する
主な侵入経路となりやすい玄関の鍵は、ピッキングされにくい「ディンプルキー」や、「スマートキー」を使用するのがおすすめです。
ディンプルキーは、表面に複数のくぼみを持つ鍵で、その複雑な構造から、従来の鍵に比べてピッキングや鍵の複製が困難とされています。
一方、スマートキーは、専用のスマートフォンアプリやICカード、生体認証などの電子的な手段で施錠・解錠を行えるシステムです。
オートロック機能によって閉め忘れを防げるほか、解錠履歴を確認できるといったメリットもあります。
防犯性だけでなく、利便性を高めるうえでもおすすめできる設備です。
防犯カメラを設置する
防犯カメラの設置は、侵入犯に「この家は入りにくそうだ」と思わせる効果的な抑止策です。
実際、リスクを感じると犯行をあきらめる傾向があるため、玄関や庭先など目立つ場所に複数設置するのが望ましいでしょう。
なお、防犯カメラを設置する際はダミーではなく録画機能のある実物を選ぶことが大切です。
万が一侵入された場合でも、記録された映像が犯人の特定や早期解決につながります。
また、スマートフォンアプリと連動できるタイプであれば、外出中でもリアルタイムで映像を確認できるため、より安心です。
足場になるバルコニーやベランダを設置しない
侵入犯は、建物の2階部分から室内に入ることもあります。
中でもバルコニーやベランダは、足場として利用されやすいため注意が必要です。
また、近くに電柱や高い木がある場合、それらをつたって侵入されるケースも少なくありません。
こうしたリスクを減らすためには、設計段階で侵入口を増やさない工夫が大切です。
例えば、バルコニーを設けない平屋にする、またはバルコニーを道路側に配置して外から見えやすくするなど、防犯面に配慮した設計を検討するのが良いでしょう。
治安の良いエリアを選ぶポイント

最後に、佐世保市内で治安の良いエリアを選ぶポイントを3つ紹介します。
- 市街地から離れた住宅街を選ぶ
- パトロール巡回の頻度をチェックする
- 土地価格や家賃相場をチェックする
安心して暮らせる住まいづくりのために、ぜひ押さえておきましょう。
市街地から離れた住宅街を選ぶ
治安の良い場所に住みたいと考えるなら、市街地から少し離れた住宅街を選ぶのも一つの方法です。
繁華街など人通りの多い場所では、不特定多数の人が行き交うため、一人ひとりに注意が向きにくく、犯罪が発生しやすくなる傾向があります。
一方、住宅街では出入りする人がある程度決まっており、住民同士が顔見知りであることも多く、不審者が目立ちやすい環境です。
このような地域では、自然と見守りの目が働くため、空き巣などの犯罪抑止につながることがあります。
パトロール巡回の頻度をチェックする
安心して暮らせる地域を選ぶためには、防犯パトロールの有無や頻度を確認するのも大切なポイントです。
町内会などが定期的に見回りを行っている地域では、住民の防犯意識も高く、不審な人物や異変にいち早く気づいてもらえる可能性があります。
また、不審者情報などが地域内で素早く共有されるため、犯罪を未然に防ぐ効果も期待できるでしょう。
こうした地域では、住民同士が連携して安全なまちづくりに取り組んでおり、家族で安心して暮らせる環境が整っています。
土地価格や家賃相場をチェックする
治安の良い地域を選ぶ際には、そのエリアの土地価格や家賃相場をチェックするのも一つの手です。
一般的に、相場が高い地域は住民の生活水準が安定しており、防犯意識も高い傾向にあります。
ただし、価格の高さが必ずしも治安の良さを示すとは限りません。
例えば、駅に近く交通アクセスが良い場所は、利便性の高さが理由で価格が上がっていることもあります。
そのため、実際に現地を訪れ、周囲の環境や雰囲気を自分の目で確認することが大切です。
<永代ハウスが提供する佐世保市のおすすめエリア> >>相浦・ふじみ台の土地情報を見る >>ライツシティ日野の土地情報を見る |
佐世保市周辺の住みやすさについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
>>「佐世保市周辺の住みやすさは?交通の利便性と注文住宅におすすめのエリア」
佐世保市で防犯性の高い注文住宅を建てるなら永代ハウスにご相談を
佐世保市は全国的に見ても犯罪遭遇率が低く、比較的治安の良いまちといえます。
しかし、どれだけ治安の良いエリアでも、空き巣などのリスクがゼロになるわけではありません。
犯罪被害に遭わないためにも、土地選びや家の設計、防犯設備の導入など多角的な面からセキュリティを高め、安心して暮らせる家づくりを進めていきましょう。
永代ハウスでは、ご家族皆さまが永く、安全に暮らせる住まいをご提案しています。
佐世保市で防犯性の高い注文住宅をご検討の際は、永代ハウスにご相談ください。